お宝おじゃるCDジャンル

■特殊なCD音源一覧
音楽音源のCD以外にも、他音源が収録されているCDがあります。

@落語CD
落語が音声収録されているCDがあります。名演や人気講壇がCD化されていることが多いです。

A芝居CD
芝居サウンドトラックCDもありますが、芝居がそのまま収録されているCDもあります。芝居がそのまま収録されている場合などは、CD2〜3枚組でトータル150分など、長編のCDもあります。

BアニメストーリーCD
アニメのキャラクターのオリジナルストーリーがCDになっていることがあります。映像はありませんが、トーク形式の音声や、CDオリジナルのストーリーがCDに成っていることが多いです。人気アニメーションのCDが発売されている傾向にありますが、中にはアニメストーリーCDのみで発売されたCDが、あまりの人気で、TVアニメーション化されたこともあります。

C学習CD
学業や技術習得に関する音声がCD化されていることがあります。資格試験講義や有名学習塾の先生の講義がの音声収録され、多くの場合はテキストと一緒に販売されています。

D語学CD
語学の勉強用のCDです。有名なのがNHKの語学テキストCDです。多くの語学CDは、テキストとセットで販売されています。

E自己啓発・催眠・脳波系・ヒーリング系CD
一定リズムの音が収録され、特定の症状に効果があるとされる音源が収録されていCDがあります。また、講師が催眠を誘発するために音声解説が収録されているCD等もあります。

FトークCD
人気の役者・声優が普通におしゃべりしている音声が収録されているCDがあります。ファンにとっては、好きな人の声でおしゃべりを聞くことができます。

GBLCD
「BL」とは、美少年(青年・中年)をテーマにした「ボーイズラブ」のことです。「小説・コミック」から人気に火が付き「BLCD」になることが多いようです。人気「BL」作家や漫画家も多数存在しています。

H自然音源
自然の音が音声収録されCD化されていることがあります。BGM、ヒーリング音楽として利用されることがあります。

特殊な音源CDの例をいくつかあげてみました、近年ではPCがあればCDの制作が出来てしまうので、個人から小規模な会社でもCD販売をしていることがあります。多種多様な音源CDが生まれています。中には高額で取引されているCDもあります。

■サウンドトラック
「サウンドトラック」(通称:サントラ)とは「映画・ドラマ・ゲーム・アニメ」などで使われている音楽・音声が収録されてCDのことです。「映画・ドラマ・ゲーム・アニメ」などでは、音源の一部分を抜粋されて使用されています。CD音源では全曲を聴くことが出来るため、ファンの人は探していることがあります。

昔はレコード、カセットテープ、MDなどでも「サウンドトラック」はありましたが、現在では「CD」での「サウンドトラック」が販売の主流です。しかし、近年の音楽ダウンロードの進歩によりサウンドトラック自体が発売されない傾向になってきています。理由として、CDが売れなくなってきているためです。

もともと、「映画・ドラマ・ゲーム・アニメ」作品のコアなファンが購入するCDでした。それゆえに、CDの販売数も少なく、音楽ダウンロードが主流になりつつあるので、サウンドトラックCDの販売が減少しているように思います。

一昔前では、「映画・ドラマ・ゲーム・アニメ」が公開されると、その作品のサウンドトラックCDが発売されていることが、多々ありました。最近の傾向では、人気映画でもサウンドトラックCDを発売しないことが多くあります。
最近のサウンドトラックの流通トレンドを分析してみると、以下のような流通方法に変化しています。

@通信販売限定にして、完全限定予約販売
注文が来た分のみ生産できるので、メーカー側は不良在庫などに困らないメリットがあります。

A特典商品にして限定的に販売
パンフレットや関連商品の「おまけCD」にして、サウンドトラックが流通していることがあります。

Bイベント会場で限定販売
映画館やイベント会場のみで販売することで、本当に欲しい人に限定的に販売されていることがあります。

C景品商品
ポイントを集めたり、ゲームイベントの景品で流通していることがあります。

■ドラマCD
「ドラマCD」というジャンルのCD音源があります。ドラマが音声で録音されているCDです。

@アニメストーリードラマCD
ラジオ番組で放送されているアニメストーリーの「ラジオドラマCD」があります。人気声優の出演しているラジオドラマCDには、ネットオークションなどで高額取引されている商品もあります。

A映画・TVドラマCD
人気の映画・TVが音声で「ドラマCD」になっていることがあります。ストーリーがそのまま録音されていることもありますが、たいていの場合は、CD用に編集されていることが多いです。

B芝居ドラマCD
芝居が録音されている「ドラマCD」があります。芝居の音声がそのまま、録音されているドラマCDもありますが、CD用に編集されていることが多いです。サウンドトラック(芝居劇中の音楽音源)の中に芝居の名演部分の一部分が録音されていることもあります。

C書籍型ドラマCD
書籍とセットで、「ドラマCD」が販売されている商品があります。書籍の内容と、CDの音声がリンクしている事が多いです。活字の読み物や、漫画本が書籍としてセットになっていることが多いです。

■インディーズCD
「インディーズレーベル」と呼ばれる音楽会社があります。個人規模の小さい会社や、会社でなく個人で音楽を作っている状態を「インディーズ」と呼んでしまうこともあります。
大手の音楽会社では、TV・ラジオ・広告媒体を使い、大々的にプロモーション活動をしてCDや音楽ダウンロードの売り上げを伸ばしていきます。それに対して、インディーズレーベルでは、大きなプロモーションは無く、アーティスト自らライブ活動をしてCDやグッズの販売をしていることが多いです。現在では、インターネットが登場したため、ネット通販などを駆使してプロモーションを行っているインディーズレーベルも多数あります。

一昔前は、ミュージシャンの目標の一つに大手の音楽レーベルからCDを発売するという目標もあったようですが、現在では小さな音楽レーベルからでもインターネットを通じて気軽に音源販売が出来るようになっているため、あえてインディーズレーベルでの活動をメインにしているアーティストなどもいます。この数年で音楽ダウンロード技術が発達し、少し変わったインディーズ音源に人気が出ていることもあります。
インディーズの定義を「大手レーベル」から発売されていない音源とすると、「大手レーベル」から発売されていない音源はインディーズ音楽であるといえます。

@声優インディーズ音源
プロ、アマチュアに限らず、トークや特定の会話の音源がります。

Aアマチュアインディーズバンド音源
プロ程の技術は無いけれど、地方などで人気アマチュアバンドの音源があります。

Bネイチャー・スピリチュアル音源
自然音・ヒーリング音楽・スピリチュアル音源などをまとめているインディーズ音源があります。

Cプロインディーズ
インディーズレーベルでも、インターネットなどを駆使してCDや音楽グッズを販売している会社があります。大手レーベルから発売される音源よりも、高い売り上げを出している、インディーズレーベルがあります。
そういった、インディーズレーベルには、アーティスト(バンドやパフォーマー)も集まってくるので、良い音源が作られることもあります。

昔は、大手の音楽会社からデビューしているのがプロと定義され、それ以外で音楽を販売している状態は、アマチュアと定義される傾向にありました。インターネットによって、音楽のプロとアマチュアの定義の差は、あいまいになってきています。プロとアマチュアの差は、音楽活動でしっかりとした、稼ぎがあるかどうか?の違いだと思います。

■ヴィジュアル系CD
ヴィジュアル系(V系)というジャンルの音楽があります。ルックスや、視覚的な派手さを売りにしているバンドのことを「ヴィジュアル系(V系)」と呼びます。
80年代くらいに訪れた「バンドブーム」では演奏技術の伴わない見かけ倒しの「ヴィジュアル系(V系)」も現れましたが、最終的に残るのは、音楽性・演奏技術などの高い「ヴィジュアル系(V系)」しか残らないようです。代表的な「ヴィジュアル系(V系)」バンドに「X-JAPAN」をあげることが出来ます。

近年の「ヴィジュアル系(V系)」の特徴としては、デビュー当初は派手なメイクやパフォーマンスで注目を集め、徐々にメイクを落として、「ナチュラルメイクのヴィジュアル系(V系)」に路線変更されるのが特徴です。最初は、見た目重視でも、最終的には、音楽を聴きたい人がファンとして残るためだと思われます。

「ナチュラルV系」「プチV系」「仮装系V系」など、メイクの度合いによって、「ヴィジュアル系(V系)」の呼称にも変化にも違いがあります。
ちなみに、メイクを落とす路線になりつつも、人気が下がってしまい、突然にデビュー初期(初期以上?)の派手メイクに戻すようなV系バンドもあるようです。

■前身バンドCD
人気のあるバンドでも、過去には人気のなかった時期があります。もちろん、いきなり人気の出たバンドも存在はしていますが、多くのバンドは、地道にライブ活動をして、ファンが定着してから音楽会社から声が掛かります。さらに人気が出ると、デビューにつながっていきます。

音楽バンドでは、人気のなかった時期に、メンバーの編成を変更していたり、活動エリアを変えていたりします。その過程で、バンド名を変更していることが多々あります。その変更される前のバンドを「前身バンド」と呼びます。
メジャーデビューする前の「前身バンド」音源は、洗練されていない荒削りな音源が多いですが、バンドのファンにとっては、そういった音源でも聞いてみたいようです。

インターネットオークションでも人気バンドの「前身バンドCD」は高額で取引される商品がたくさんあります。

■オムニバス
複数のアーティスト音源が、1枚のCDに収録されているCDを「オムニバス」と呼びます。
人気アーティストの音楽が1枚のCDで聴けてしまうことがあるので、かなりのお買い得感のあるCDですが、人気オムニバスCDシリーズになると、ネットオークションでも高額で取引されていることがあります。
古い音源をリマスタリングして、ノイズなどをカットしていたり、今の音楽機材で聴きやすいように、音を加工していたりするので、古い音源を聴き直したい人に好まれているようです。

写真のCDは「不滅のフォークソング」というオムニバスCD-BOXです。往年の名曲がBOXとなってセット販売されてるCDです。通信販売・インターネット限定で販売されています。一昔前よりも、CDがお店で売れなくなってきているので、オムニバスCDが通信販売・インターネット限定で販売されていることもあります。
ちなみに、この「不滅のフォークソング」はネットオークションでは、常に5,000円前後で取引されています。

また、特定のアーティストがオムニバスCD限定で、楽曲提供をしていたりすることもあるので、そのアーティストのファンは、そういったオムニバスCDを探していたりもします。オムニバスCD自体、数量や期間限定で販売されることが多いので、ネットオークションにて高額で取引されることもあります。
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