お宝おじゃる伝説のカセット

■GB メモリカセット
SFCのメモリカセットが発売されてから、ゲームボーイ用のメモリカセットも発売されていました。
SFCメモリカセット同様に、購入時にゲームソフトは、何も入っていません。専門店や任天堂に、持っていき好きなゲームを書き込んでもらうという商品でした。
しかし、発売された時期が、すでにゲームボーイの人気が、やや下降気味だったこともあり、販売数もかなり低かったようです。
GBメモリカセットは、SFCメモリカセット以上にレアな存在となっています。

【GBメモリカセット関連取引】
SUPER MARIO BROS. Deluxe GBメモリカセット 1,500円前後にて取引されました。
※2013年ヤフオクの取引データ参照となります。価格は状態や時期などで変動します。

■SFCメモリカセット

「SFCメモリカセット」という商品がありました。スーパーファミコンのカセットですが、販売時には中身にゲームは入っていません。

この「SFCメモリカセット」は、好きなゲームを書き込めるという特性があります。カタログなどから、遊びたいゲームを指定して専門店、もしくは任天堂でゲームを書き込んでもらうという、商品でした。
しかし、この「SFCメモリカセット」自体の販売価格が高かったために、あまり流通しませんでした。そういった理由で、現在ではレアな商品となっています。

また、「SFCメモリカセット」を所有していても、多くの人は任天堂の人気ゲームを書き込んでしまいました。そういった理由から、認知度は低いけれど、良作・名作な「SFCメモリカセット」レアゲームも存在しています。現在では、書き込みサービスが廃止されているため、そういったゲームソフトは高額で取引されています。

【以下、2013年にヤフオクにて取引のあった「SFCメモリカセット」です。/「タイトル 落札価格」の順番にて記載。】
幻獣旅団 10,300 円
スーパーパンチアウト(遊び方シート付) 4,999 円
コラムス パネルでポン(複数のゲームタイトル等入り) 4,600 円
ファミコン探偵倶楽部U 4,300 円
デモンズブレイゾン + 超魔界村 2,500 円
ファイアーエムブレム トラキア 776 2,480 円
ピクロスNP vol.1 vol.2(複数のゲームタイトル等入り) 2,350 円
すってはっくん 2,130 円

■ロムカセット
代表的なロムカセットに任天堂のファミリーコンピューター(ファミコン)のゲームソフトをあげることが出来ます、ロムカセットという仕様のカセットはプラスチックケースの中にロム(コンピューターの集積回路)が入っています。
ロムカセット自体はファミコン以前から存在していましたが、ファミコンが爆発的に売れたことで、ゲームソフトの代表的な形状となっていきました。「ファミコン」の「ロムカセット」を集めている人を、「ファミカセマニア」なんて呼ぶこともあります。

ゲームソフトも進歩してくると、ゲーム内容も複雑になり、ゲームを途中でセーブしなくては先に進めないようになってきました。そんな問題を解決するために、ロムカセット内に水銀電池が組み込まれ、時計の機能やバックアップ機能が付くゲームソフトも発売されていくこととなりました。電池が組み込まれる前のゲームカセットは、パスワードを入力して、ゲームの続きをプレイするという状態でした。

現在では、ゲームハード(ゲーム機械本体)の性能が上がり、ゲーム機本体に電池やメモリー機能が搭載されているので、ロムカセットという形状ではなく、小さな「メモリーロム」「コンパクトディスク(CD)」のゲームソフトへと移行しています。

■懸賞カセット(グラディウス アルキメンデス版)

コナミから発売された「グラディウス」というゲームがありました。発売当時から人気があったため、イベント的にで「グラディウス アルキメンデス版」という懸賞限定のゲームカセットがありました。世の中には4,000個存在しています。

人気シューティングゲーム、グラディウスのバージョンアップソフトです。
箱・説明書が付いていて、コンディションが良いと20,000円前後で取引されています。ソフトのみだと、15,000円前後で取引されます。
※2013年のヤフオクの取引を参考。

■inカセット
任天堂から発売された、ファミリーコンピューター(以降、ファミコン)のゲームソフトに「inソフト(inカセット)」と呼ばれる、カセットがあります。ゲームのタイトルではなく、一個のカセットの中に複数のゲームが入っているカセットなので「inソフト」と呼ばれています。ちなみに、任天堂の非公認ソフトです。

「inソフト」は日本国内では正規販売されておらず、主にアジアエリアで販売されていたようです。(コピーの多いあのエリアです。)
一個のカセットに、100以上のゲームが入っていることもあります。しかも、SEGAのゲームや海外のゲームメーカーの、ゲームソフトも入っていることがありました。ファミコンで、他のゲームハードのゲームソフトが遊べてしまったり、現在では入手するのが難しいレアゲームが「inソフト」には入っていることがあります。
そういった理由から、、インターネットオークションで高額取引されている「inソフト」も存在しています。

■赤ロム
北米版SFC(スーパーファミコン)のゲームソフトに、赤いカセットのゲームソフトがあります。通称「赤ロム」と呼ばれています。ゲームマニアが探している傾向にあります。
2013年に「赤ロム」の代表的なゲームソフト「マキシマムカーネイジ(SNES)」が、ヤフオクにて「5,300 円」で取引されました。

■北米版ポケットモンスター(輸入版ポケモン)
ゲームボーイアドバンス(GBA)のソフトには、人気ゲームが多数あります。中でも、ポケットモンスターは人気ソフトの一つです。(ポケットモンスター>
そのポケモンですが、国内のみならず、海外でも人気があります。特にGBAソフトの北米版ポケットモンスターは、インターネットオークションで取引が成立しやすいゲームソフトです。

理由として、日本に住んでいる英語圏の人が落札していたり、英語を勉強するために英語表示のゲームを探している人がいるためのようです。

■ファミコンボックス
「ファミコンボックス」というゲーム機械が1980年代に流通していました。一般市場には流通せず、ホテル・旅館・商店などの業務用機械として、販売されていました。100円を投入すると、15分前後のゲームプレイが可能という機械です。カセットは、一般に流通したコンパクトなサイズではなく、巨大なビデオテープくらいのサイズのカセットでした。
本体の販売価格が110,000円と高額にもかかわらず、数はかなりの量が流通したそうですが、ファミコンブームの終了と、業務用の機械だったということもあり、中古市場ではあまり販売されていません。

■ファミコン ロボット
ファミコンからロボットが発売されていたことがあります。ファミコンベーシックというプログラミングソフトを利用して、プログラミングを組み込んで、ロボットの動作を増やしたりすることが出来ます。中古だで一応の動作するものだと、1,000円くらいで入手が可能です。新品でも、5,000円前後で購入可能です。
今となってはゲームやプログラミングを楽しむというより、展示やマニアが所有するためのコレクターズアイテムとなっています。

■スイッチ付カートリッジ(スイッチ カセット)
今でこそ、中古のゲームショップや、ネットオークションで安く古いゲームが買える時代になっていますが、ファミリーコンピューターのカセットが発売された初期のころは、中古でゲームソフトが買える時代ではありませんでた。
そこで、秋葉原の路地裏などでヒッソリと販売されていたのが、スイッチ付カートリッジです。見た目はファミコンのカセットですが、タイトルのシールなどは貼られておらず、赤や白のカセットのみで表面に左右に動く小さなスイッチが付いていました。
このスイッチ付きカートリッジは海賊版ゲームソフトで、正規のゲームからデータをコピーする際にこのスイッチでが、書き込み作業に必要となります。もちろん、正規のカセットより、安く販売されており、最初は口コミでお客さんが買っていたのですが、任天堂にその存在がバレテしまい、発売自体中止に追い込まれてしまいました。しかし、秋葉原の路地裏ではヒッソリと売られていたという噂もあります。
今となっては、このスイッチ付きカートリッジにも人気ゲームがあり、ゲームマニアは探していることがあるようです。

■SUPERMARUO スーパーマルオ
タイトルは任天堂の人気ゲームと似ていますが、「スーパーマルオ」は「昭和通商」というところが作った、ファミコンソフトです。
一般のお店では販売されておらず、電話注文のみで販売されていました。しかも、口コミでうわさが広がり、それが任天堂の耳に入ってしまい、即発売が打ち切りとなった伝説のファミコンカセットです。
過去には100,000円以上で取引がされていましたが、現在では50,000円前後で取引されています。(価格はコンディション等によりけり。)
レアゲーム過ぎて、コピー商品が出回っているゲームソフトです。ちなみに、内容は18禁ゲームです。

■ミスピーチワールド
本家より、コピーが勝ってしまい、発売が中止(?)になったゲームソフトに「ミスピーチワールド」というファミコンのカセットがあります。「株式会社ハッカーインターナショナル」という「任天堂」とはまったく無関係な、ゲーム制作会社が作ったゲームソフトですが、ゲーム内容がかなり良質で、パッケージも任天堂テイストのゲームカセットです。
コンディションが良いと20,000円近い値段で取引されています。ソフトのみだと10,000円くらいで入手は可能です。
もともと、流通量も少なく、インターネットオークションでの取引件数が少ないので、レアソフトと言えます。(「マリオ>」)

■キン肉マン マッスルタッグマッチ
伝説のレアゲームと言えば「キン肉マン マッスルタッグマッチ ゴールドカセット版」があります。「ゴールドカセット」と題があるように、金色のファミコンカセットです。
「キン肉マン マッスルタッグマッチ」(赤色のゲームカセット)の発売記念イベントでゲーム大会(大戦大会)があり、そのイベントで活躍した数名(8人らしいです)にプレゼントされたゲームソフトです。
市場に流通したゲームカセットには入っていない超人を一人選んでゴールドカセット内のゲームに入れてもらえるという特典がありました。
「キン肉マン マッスルタッグマッチ  ゴールドカセット版」は、ごく希(3〜5年に一度くらい)にYahooオークションへ出品されることがあります。
ちなみに過去取引での落札価格は「44万円」「75万円」「92万円」となっています。中古の車が買えてしまいます…。
(コンディションなど微妙なことで値段は変動するようです。)

「キン肉マン マッスルタッグマッチ」は集英社の人気漫画だったため、漫画雑誌と連動して、懸賞が企画されていました。
この懸賞企画の当選品で「キン肉マン マッスルタッグマッチ グリーンカートリッジ」というのもあります。懸賞品の特徴を出すために、カセットが緑色でした。こちらも、コレクターズアイテムとなっていますが流通量がそれなりにあったために、ヤフオクでは1万円〜2万円前後で取引されるのを見かけます。通称、「緑カセット」「グリーンカセット」と呼ばれています。

■ゴールドカートリッジ
ファミコン(スーパーファミコン)時代のレアカセットに、ゴールドカートリッジ(ゴールドカセット)という、カセットがありました。
販売数が多く売り上げが良かったゲームソフト(カセット)では、購入者への感謝企画として、メーカー主催のゲームイベントが行われることがありました。そういったイベントで活躍した人に景品として配られていた記念品がゴールドカートリッジのカセットになっていることがありました。また、販売業者へのプロモーション用に配布されたり、懸賞応募のプレゼントだったことがあるそうです。
いずれにしても、入手のしにくいゲームカセットであり、ゲームコレクターは探しています。出荷数が数個だったものもあるので、きれいな状態で現存している物が少ないカセットです。

以下、ファミコンとスーパーファミコンのゴールドカートリッジの過去ヤフオク取引価格をまとめてみました。

【ゴールドカートリッジ(ゴールドカセット)】
オバケのQ太郎ワンワンパニック ゴールドカセット(懸賞品100名限定) 300,000円 2012年4月
パンチアウト ゴールドカセット 箱 説明書有り 32,000円 2013年6月
スーパーボンバーマン2 体験版 ゴールドカセット 5,250円 2013年3月
スーパーテトリス2+ボンブリス 4,780 円 2010年12月
ファミコンドラゴンボールZ強襲!サイヤ人 223,100 円 2011年3月/302,000 円 2011年1月
ロックマン4 250,000 円 2011年1月
オバケのQ太郎 ワンワンパニック(完品) ゴールドカートリッジ 151,000 円 2010年12月
ドラゴンボールZU 激神フリーザ 91 JUMP VICTORY FESTIVAL MEMORIAL VERSION 56,002 円 2010年12月
バイナリィランド ゴールドカートリッジ 223,222 円 2010年12月
(※バイナリィランドのゲーム製作者が結婚した時に引き出物として配られたという、祝御結婚バージョンのゲームカセットです)
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