お宝おじゃるDVD外観

■ショートサイズDVD
DVDが誕生した初期のDVDケースは、CDケースサイズのコンパクトな形状でした。このサイズのDVDケースをショートサイズDVDと呼ぶことがあります。

ケース強度の問題から、破損や中身の破損が発生しやすかったため、後に姿を消すこととなります。CDケースと同じ作りだったためか、歌詞カードの部分(ライナー)に映画の作品解説が細かくされていたり、CDの帯と同じようなモノが付属されていました。

DVD映画マニアは、初期に発売されたショートサイズDVDを探している人もいるようです。

■ロングサイズケースDVD
初期に発売されたDVDケースがCDサイズの小さく短いケースだったので、後に発売されたDVDケースが長いことから、ロングサイズケースと呼ばれています。(トールケースとも呼ぶようです。)

実は、DVDが発売された初期の頃は、ショートサイズDVDと並行して、ロングケースのDVDも同時に発売されていたようです。しかし、DVD発売の初期のころは、ショートサイズDVDの方が優位に市場を席巻していました。おそらく、CDショップの棚などの都合だと思います。ショートサイズDVDはCDのサイズと同じために、CD販売コーナーにて販売できるから?だと思います。

ロングケースはケース材質の都合上、ケースや中身の破損が少ないので、ショートケースより優位に販売されていくことになりました。近年に発売されたDVDの多くがロングケースで発売されています。

■初回限定DVD
通常版DVDに対して、初回限定版DVDという商品があります。

「通常版」と区別するための「初回限定生産DVD」
初回版DVDには通常版にない映像特典や、付属品(おまけ)が付いていることがあります。おまけが付く分、通常版よりも販売価格が高いことがあります。

完全予約初回限定生産DVD
インターネットで注文が入った分のみの生産となります。発売時に「完全限定予約生産」など注釈が入ってることもあります。

人気があるDVDは「初回限定版」なのに、再販されることがあります。

■通常版と初回版の違い@
DVDには、「通常版」と「初回版」という販売方法があります。「通常版」と「初回版」を区別するために、「初回版」の外観に装飾をして販売することが多々あります。
ファンやマニアはこういった、小さな特典でもよろこぶので、販売者は工夫を凝らしてDVDの製造・販売をしてます。

スリーブケース
DVDはプラスチックのケースで保護されて販売されます。そのプラスチックケースの上から、さらに紙ケース(多くの場合は、きれいにデザインされた厚紙)をかぶせているDVDがあります。その紙ケースをスリーブケースと呼びます。

ジャケット
DVDの表紙部分や作品タイトル・解説が記載されている紙を「ジャケット」と呼ぶことがあります。この「ジャケット」を「初回版」では「通常版」より派手になっていることがあります。(紙質が違ったり、パッケージのデザインが違ったり。)

昔のDVDはショートサイズでCDと同じ形状をしていたので、CD同様にジャケットと呼ぶのだと思います。今では、ロングサイズが主流となっているので「ジャケット」と呼ばずに、表紙部分を「表紙/タイトル/パッケージタイトル」と呼んでしまう傾向にあります。商品の形状変化に伴い、呼称も変化しているようです。

解説・ポストカード・生写真
DVDのケースの中に、付属している商品にそのDVDの作品を解説している解説書(小冊子)が付属していることがあります。作品タイトルとチャプターが記載されているだけのものから、その作品の構成や、作品に参加した人を細かく掲載していたりと、立派な説明・解説書になっている小冊子が付属しているDVDがあります。
また、ポストカードや生写真のような「おまけ特典」が封入されていることもあります。ファンやマニアはこういった「おまけ特典」にも興味があるようです。「解説・ポストカード・生写真」はDVDのロングサイズに収まる「おまけ特典」で、封入されていることが多いです。

■DVD-BOX
DVDがセットで販売されている状態を「DVD-BOX」と呼びます。
完全限定生産で、特典(設定資料、フィギア、など・・)が、おまけで付いていることがあるので、ファンの人が探している「DVD-BOX」も多数あります。たいていの「DVD-BOX」はストーリーを1シーズンごとに区切って販売されることが多いのですが、古いドラマ、アニメーションでは全話収録されている「DVD-BOX」もあります。
そういった「DVD-BOX」は定価の販売価格が高額なために、インターネットオークションでも高額で取引されることが多々あります。

■巻揃いDVD
映像関連の商品(DVD、ビデオ、LD、等…)で「巻揃い(全話・全巻揃い)」という表現があります。ドラマ、アニメなど話がつながっている作品では、一話完結でなく、数十話以上のストーリーで作品が構成されていきます。
一つのDVD(ビデオ、LD、等…)に収録できる時間は限られているので、数本のDVD(ビデオ、LD、等…)に分けてストーリーが収録されていきます。そういった、作品を「巻揃い」と呼びます。
DVDの巻揃いだと、キレイナBOX仕様の箱に入って販売されていることが多いです。

古いビデオなどでは、「巻揃い」での入手が困難になっている作品もあります。本来、ビデオ5本で話が完結している作品があるとします。しかし、ビデオの4巻が不足してしまっている時は、「巻抜け(巻落ち)」などと呼びます。
インターネットオークションでお探しのドラマ、アニメがあった際に、「巻揃い」だと高額な取引がされていても、「巻抜け」だと、そこまで高額で取引されていないことがあります。
「巻抜け」で大まかに、作品をそろえてから、不足している作品をバラバラで購入した方が、安く買えてしまう時もあります。
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